君の膵臓をたべたいの肝臓がんの男性の実話?男性の名言に涙!
君の膵臓をたべたいがついに映画化され、高校生の主人公・桜良が懸命に生きる姿には胸を打たれる作品になっています。
さて、話題の作品「君の膵臓をたべたい」はフィクションですが、今回紹介するのは実話で、イギリスに在住のジェイクラークさん(41)という男性の、膵臓がんの診断を受けた時の話です。
余命宣告を受けながらも、彼が残した言葉はとても強く優しく、彼から「生きる」とは何かを学ばされたので紹介していきます。
君の膵臓を食べたいの桜良と同じ肝臓がんになった男性の実話
イギリスサセックス州に、不妊治療に挑んでいたカップルがいました。
ジェイクラークさんとキャロラインさんというカップルです。
2人が子供を望むのとは裏腹に、治療費はどんどんかさみ、子供は諦めようと決めたその時!
なんと、キャロラインさんの妊娠が判明!
とてもうれしい報告に、2人は大いに喜びました。
しかし、そんな喜びの絶頂の中にいた二人に、ある残酷な事実が告げられる事になるのです。
タイトルにあったように、ジェイさんの体にガンが見つかってしまいます。せっかく、子供が出来て喜んでいたのに…。
ジェイさんの膵臓がんが見つかったのは、キャロラインさんが妊娠して7ヶ月が経過したころでした。
膵臓がんは初期症状がほとんどないにも関わらず、進行が早いことが知られています。
しかも、ジェイさんは大の病院嫌いだったようで、胃の傷みが出てもなかなか病院には行かずにいたんだそう。
進行が早いガンは、どんどんジェイさんの体をどんどん蝕み始めていました。
そんな辛い宣告を受けたジェイさんですが、2016年の1月には第一子が無事に誕生!
可愛い可愛い男の子には「マクシー」という名前が付けられました!
ジェイさんを襲った悲しい出来事
マクシーくんとキャロラインさんに支えられながら、ジェイさんは気丈に振る舞っていましたが、ガンの進行はどんどん進んでいきます。
そんなジェイさんにさらなる悲劇が訪れます。
突然届いた、母親の訃報。
原因は乳がんでした。
このころジェイさんは、手術しても治らないと宣告を受けていました。まるで、自分の未来を見せつけられたように思ったことでしょう。
しかし、ジェイさんはここから驚くべき行動に出るのです。
ジェイさんの母親が亡くなってから4ヶ月。
ジェイさんはある行動にでます。
それは
放射線治療の打ち切り
でした。
さて、放射線治療を辞めたジェイさんですが、放射線治療にはこんな副作用を不安に思ったからだと思います。
皮膚
照射部位の皮膚が赤くなったり、かゆみが出たり、水ぶくれになったりすることがあります。治療後数週間経つと回復することが多いようですが、症状がひどい場合には担当医に申し出ましょう。頭部
脱毛、めまい、耳痛、頭痛、吐き気、嘔吐などがみられることがあります。口腔
味覚異常、口内炎、口の渇きがみられることがあります。口腔内に痛みがある場合でも、感染予防のために歯みがきとうがいで清潔を保つ必要があります。頸部
咽頭炎、喉頭炎が生じることがあります。これらを発症すると、のどの渇き、痛み、咳、痰、声かれなどの症状がみられます。食道
胸やけや、食べ物を飲み込む際に痛みを感じる嚥下痛が起きることがありますが、治療後数週間経つと治ることが多いようです。熱いもの、冷たいもの、刺激の強い辛いものなどの飲食は避けるようにしましょう。http://blog.gannoclinic.jp/237/より引用
副作用を我慢して長く生きるか?
それとも、短命でも自分らしく生きるか?
ジェイさんは後者を選んだのです。
そして、ジェイさんはこの時の決意を次のように語っています。
放射線治療を辞めたジェイさんの決意の名言に涙!
自分の命より、家族と一緒に過ごすことを決めたジェイさん。
その時の決意をこのように語っています。
「息子が成人するまで自分は生きられない。限られた時間の中でたくさん笑って楽しい思い出を作っていこう。」http://japan.techinsight.jp/2016/11/ac11211222.html/2より引用
これを読んだ時、自分がジェイさんの立場だったらどうするだろう?って考えると、涙が出てきてしまいました。
毎日、泣き明かす。
人生に絶望する。
やり場のない怒りや悲しみを家族にぶつけてしまうのがコワイ。
そんなことぐらいしか考えられなかった私は、この一文を読んで涙が出てしまいました。
自分よりも他人を思いやる。
そんな当たり前の事を、私はすっかり忘れてしまっていたようです。
人生を無駄に過ごしてしまったような気分になってしまいました。
さて、自分がガンに侵されながらも「限られた時間の中でたくさん笑って楽しい思い出を作っていこう」と決めたジェイさん。
君の膵臓をたべたいの主人公・桜良も同じことを言っていました。
そして、ジェイさんはこんな言葉も残しています。
「膵臓ガンと診断されてから1年以内に死亡するのは79%。つまり21%の人は1年後も笑顔でいられるってこと。私はその21%に入るスーパーヒーローだ。」
「末期ガンだからって座って泣いてばかりじゃだめだ。人生を楽しんで、病気に打ち勝ってみせる。」
http://japan.techinsight.jp/2016/11/ac11211222.html/2より引用
自分が大変な状況にも関わらず、SNSから発信されたこの言葉には、たくさんの人に勇気を与えたことでしょう。
普通なら79%の方を重視してしまい、絶望感でいっぱいになってしまいますよが、ジェイさんの発想は全く逆!
きっと奥様のキャロラインさんと息子のマクシーくんが居てくれたから、こんな風に考えることができたのでしょうね。
自分の余命を知っても、なお、自分をスーパーヒーローだと言えるジェイさんは、本当に勇気のある人だと思いました。
さて、こんな力強く、そして優しい言葉を残してくれたジェイさん。
ジェイさんは自分の本当の父親が誰かを知ったのが16歳だったという過去もあり、
息子のマクシーには自分と同じような悲しい思いをさせないよう、ある準備をはじめます。
まず一つ目は、ちょっと早いクリスマスパーティー。
マクシーくんにとって、生まれて初めて迎えるクリスマスは最高のものにしてあげたい!そう思ったジェイさんは、ちょっと早い11月にクリスマスパーティーを開くことにしました。
部屋の中をクリスマスの飾りでいっぱいにして、家の中にはスノーマシーンで雪を降らせるという演出までついています。
そして、極めつけはサンタクロースと一緒に写真撮影!
大きくなってマクシーくんがこの写真を見たら、
みんなに自慢したくなるような素敵なクリスマスパーティーですよね。
そして、二つ目に準備をはじめたのは、マクシーくんのバースデーカードとプレゼント!
マクシーくんが18歳になるまでの誕生日カードをジェイさんは準備しました。
そして、特別な日のプレゼントもしっかりと準備しているんだそうです。
子供が18歳になるまで生きられないと知って書く誕生日カード。
自分が今まで生きてきてぶち当たった壁や、困った事を思い出しながら、子供に何が伝えたいのかを考え抜いて書いたんでしょうね。
マクシーくんが大きくなり、毎年、一通づつ手紙を読み、父の気持ちを知る。
ジェイさんの父は、何も残してはくれなくて思い出が全くないという出来事が、この手紙をマクシーくんに送ることを決意させたんでしょう。
スーパーヒーローの息子のマクシーくんは、ジェイさんの意思をきちんと受け継いでいくことでしょう。
最後に
今回は、君の膵臓をたべたいの主人公・桜良が患っていた膵臓がんをを実際に患ってしまった男性のお話をしてきました。
イギリス在住のジェイさんは、子供が出来ずに悩んでいたところ、やっとの思いで子供を授かります。喜んだのもつかの間、その後、自分がガンに侵されているという衝撃の事実を告げられてしまいました。
さらに、悲劇は続き、残念なことに、ジェイさんの母親は乳がんで亡くなってしまうのです。しかし、母が亡くなってしまったことで、ジェイさんはある決断をしました。
それは、家族と楽しく最後まで生き抜くことを決め、放射線治療を辞めるという決断でした。
ここからジェイさんは、父親に対していい思い出が無かったため、息子であるマクシーくんに出来る限りの愛を残すことを決めました。
「息子が成人するまで自分は生きられない。限られた時間の中でたくさん笑って楽しい思い出を作っていこう。」
「膵臓ガンと診断されてから1年以内に死亡するのは79%。つまり21%の人は1年後も笑顔でいられるってこと。私はその21%に入るスーパーヒーローだ。」
「末期ガンだからって座って泣いてばかりじゃだめだ。人生を楽しんで、病気に打ち勝ってみせる。」
http://japan.techinsight.jp/2016/11/ac11211222.html/2より引用
自分の命の短さを知ったからこそ、「今」を大切にするというジェイさんの気持ちが現れている最高の名言だと思います。
実際に病気になった訳ではないので、ジェイさんの本当の気持ちは分かりません。
でも、毎日がつまらない。あれが嫌だ。これが嫌だ。
こんな事を口にしてしまうことはありませんか?
もし、このジェイさんの懸命に生きる姿を見て、何かを感じたならすぐに「今」出来ることは何かを考えてみて下さい。
大切な人に自分が出来ることは何か?子供に残せるものは何か?
自分の余命を知っているジェイさんが過ごす時間と、毎日つまらないと生きている時間。
どちらが自分が生きた証として、残したいものでしょうか?
っと、偉そうなことを言っていますが、今の自分にこれは言っています。
「今」を生きるというのは、同じような毎日に埋もれてしまい、気が付きにくいものです。
しかし、ジェイさんやキミスイの桜良のように、今を全力で生きることが出来たら…。
自分の未来にはとんでもない結果が待ち受けていることでしょう。
今回のジェイさんの名言を胸に、今を全力で生きていこうと思います。
ではでは今日はこの辺で~
最後までお読みいただき、ありがとうございます!