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君の膵臓をたべたいの意味は?ラストの結末に繋がる重要ポイント!

2020/03/25
 
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「君の膵臓をたべたい」2016年年間ベストセラー第1位を取り、2017年の夏には浜辺美波、北村匠海、北川景子、小栗旬が実写化!

映画も大ヒットしていて、大人気の映画なんですが、それにしても、まぁ、奇妙なタイトルですよね?

君の膵臓をたべたいって。

このままの意味でいったら、確実にサイコパス的な事を想像をしちゃうんですが、原作はホラーじゃなくて青春そのものが描かれています。

でも、青春と膵臓をたべたいがかけ離れすぎていて、どうもつながらない・・・

ということで、今回は「君の膵臓をたべたい」の意味はなんなのか?

そして、映画のHPに「ラスト、きっとこのタイトルに涙する」という文章があるので、ラストの結末にどうつながっていくのかも、原作を元にネタバレしていきます!

君の膵臓をたべたいの意味は?

さて、さっそく君の膵臓をたべたいの意味はなんなのか!

 

意味は

 

君の爪の垢を煎じて飲みたい

 

が、私たちが理解出来る一番近い意味だと思います。

 

爪の垢を煎じて飲むの意味は

 

すぐれた人に少しでも似ようと、爪の垢のように極わずかで汚いものであっても煎じて飲むというたとえ。
「煎じる」とは、薬草などを煮てその成分を抽出することで、すぐれた人の爪の垢には薬効があるのではないかという意。http://kotowaza-allguide.com/tu/tsumenoakasenjitenomu.htmlより引用

 

例えば、「お友達の貞子ちゃんはすごく努力して勉強して、学年でトップになったのよ!はぁ~、アナタにも貞子ちゃんの爪の垢を煎じて飲んでほしいわ」って使ったりしますよね。

 

しかし、これだけじゃ「君の膵臓をたべたい」のタイトルの意味の半分も伝わらない!と言っても過言では無いんです!

これが冒頭に「私たちが理解出来る一番近い意味」と書いた理由なんですが、どういうことなのか説明していきますね!

 

 

原作の「君の膵臓をたべたい」が出てくるシーン!

君の膵臓をたべたいの簡単なあらすじは、主人公である「僕」(役:北村匠海)は病院で「共病文庫」という日記のような本を見つけます。

その本の中には、自分が肝臓の病気で余命わずかなこと、家族以外には誰にも言わないことが綴られていました。

 

「僕」はこの共病文庫の持ち主がクラスメイトの山内桜良(役:浜辺美波)だと知ります。

 

 

桜良が余命わずかだと知った「僕」。この後、「僕」は桜良と余命時間を一緒に過ごすことになるのですが、この2人の性格は正反対!

 

桜良は、とても明るく人気者で天真爛漫な性格。一方、「僕」は誰とも関わりを持たずに生きてきた、地味で暗い性格の持ち主。

 

どうやっても上手くいかなそうな2人ですが、同じ時間を過ごすごとに、桜良は「僕」を。「僕」は桜良を。お互いに相手に憧れ、お互いに尊敬しあいたくさんのことを学び合っていくという物語。

 

 

 

 

では、原作でどの部分にタイトルの「君の膵臓を食べたい」が出てきたのかというと!

最初と最後に出てきます。

 

 

まずは冒頭!

冒頭は、クラスメイトの山内桜良が亡くなりお葬式が行われていますが、「僕」は参列せずに家に引きこもっている様子が書かれています。

 

そこに『君の膵臓を食べたい』という言葉が出てきます。

 

これは、亡くなる寸前の桜良に「僕」が送ったメールの一文です。

 

「僕」は、このメールを彼女が読んだのか、読まなかったのか分からない状態で、亡くなってからの数日間を過ごしています。

 

 

 

 

先程のが冒頭の『君の膵臓を食べたい』は5ページ目に書かれているんですが、この小説は時系列がバラバラに描かれているので、先程のシーンが現在だとすると次の6ページ目は過去にさかのぼったシーンになっています。

 

冒頭の次に『君の膵臓を食べたい』というセリフが出てくるのは、6ページ目の最初の一行目です。ここからは、「僕」と桜良が出会ってまだ間もないころが描かれています。

2回目の『君の膵臓を食べたい』は桜良がいったセリフなんですが、シチュエーションがわかりにくいので、原作を紹介しますね。

 

「君の膵臓を食べたい」

学校の図書室の書庫。ほこりっぽい空間で本棚に並べられた書籍達の順番が正しいものか確認するという、図書委員としての任務を忠実にこなしている最中に、山内桜良(やまうちさくら)がおかしな告白をしてきた。

無視しようとおもったけど、この空間にいるのは僕と彼女だけで、ひとり言というにはあまりに猟奇的なそれは、やっぱり僕に向けられているんだろう。原作6Pより引用

 

冒頭からビックリなセリフですが、「僕」はこの時点で桜良が膵臓の病気で亡くなってしまうことを知っています。

知っていますが、いきなり膵臓を食べたいって言われても・・・って感じですよね?

 

 

桜良がこのセリフを言ったのには、

 

「昨日テレビで見たんだぁ、昔の人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部分を食べたんだって」

「それが?」

「肝臓が悪かったら肝臓を食べて、胃が悪かったら胃を食べてって、そうしたら病気が治るって信じられてたらしいよ。だから私は君の膵臓を食べたい」

原作6Pより引用

 

こんな訳がありました。

 

しかし、この時点では「君の膵臓をたべたい」というタイトルの意味としては、弱い。というか、「えっ?意味わかんない」状態ですよね。

しかし、この部分がとても重要になってくるので覚えておいて下さいね。

 

 

さて、この後ですが、桜良の亡くなるまでにやりたいこと!と称して、食事に行ったり、旅行に行ったり。と、半ば強制的に「僕」は振り回されます。

 

最初は強制的でしたが、「僕」は少しづつ桜良に憧れていきます。そして、今まで人に興味の無かった「僕」は、桜良のおかげで、

 

人と仲良くする。

人とケンカをする。

人と仲直りをする。

人と恋人のようなことをする。

 

たくさんのことを経験することが出来たんです。

 

桜良に感謝の気持ちでいっぱいの「僕」。

 

 

そんな「僕」は今日は、退院した桜良とデートの約束をしています。まだか、まだかと待ち合わせ場所で待つ「僕」に桜良から一通のメールが届きます。

どうやら、桜良は待ち合わせには遅れてくるようです。メールのやりとりが続き、桜良から「罰として私を褒めなさい!」と返信が返ってきました。

 

そして、僕は何とメールの返信しようか、今の気持ちを整理しながら、桜良は病気であろうとなかろうと彼女という人間そのものが凄いと思い。

 

そして、

 

彼女は、彼女のままで凄い。それが、僕は本当に凄いと思う。

 

白状しよう、何かを教わる度に、僕は彼女を凄いと思っていた。僕とは正反対の人間。臆病で自己に閉じこもることしかしてこなかった僕にはできないことを平気で言ってのけ、やってのける人間。原作217Pより引用

 

 

こんな風に「僕」は桜良のことを思うまでに、成長し桜良に憧れています。

 

そして、ここから、タイトルにもなっている『君の膵臓を食べたい』につながっていきます。

 

「僕は本当は君になりたかった」

人を認められる人間に、人に認められる人間に。

人を愛せる人間に。人に愛される人間に。

言葉にすると、僕の心にあまりにぴったりで、沁み込んでいくのが分かった。~中略~

 

はて、と気づく。確かそんな意味の慣用句があったような。

考えてから思い出し、僕はそれを彼女に贈ることにした。

 

『君の爪の垢を煎じて飲みたい』打ち込むだけ打ち込んで、すぐに消した。これでは面白くない気がした。彼女を喜ばせるのに、もっと適した言葉が、存在するような気がした。

 

今一度考えていると、記憶の片隅、いや、中央かも、そこから言葉が浮き上がってきた。

 

僕はその言葉を見つけて、とても嬉しい気分になった。勝手に得意気にすらなった。

彼女に贈るのに、これ以上ぴったりな言葉はない。

 

僕は渾身の言葉を、彼女の携帯電話に向かって送信した。

僕は……

 

『君の膵臓を食べたい』

原作218Pより引用

 

 

ここで、やっとタイトルの『君の膵臓をたべたい』の意味が分かりましたね!

 

今までの思い出を振り返り、二人が出会ってまだ間もない頃までさかのぼり、『君の膵臓を食べたい』という言葉を「僕」は見つけました。

 

誰とも関わりを持たずに生きてきた「僕」が、桜良から「人との関わり」について教えられ、

 

感謝の気持ち憧れの気持ちから桜良になりたい!と思い、出てきたのが

 

タイトルの『君の膵臓を食べたい』の意味だったんです。

 

さて、この後ですが、彼女からはなんの返信も無いんです。

 

どうしたんでしょう?

 

急いで待ち合わせ場所に向かっているので、返信できないんでしょうか。

「僕」はひたすら桜良からの返信を待っているんですが…。

 

ここからは、ラストの結末をネタバレしないと意味がわかりにくいので、完全にネタバレしています。

 

桜良から、メールの返信を待つ「僕」しかし、一向に彼女からの返信は無く…。

 

そして、その日。

 

彼女が待ち合わせ場所に現れることはありませんでした。

 

一体、彼女に何が起きたのか?彼女は自分の殻にこもっていた「僕」をどんな風に思っていたのか?ラストの結末に「君の膵臓をたべたい」がどうつながっているのか?さっそく書いていきます。

 

 

桜良が待ち合わせ場所に現れなかった理由!

 

 

 

待ち合わせ場所で4時間待った「僕」電話やメールをしたけど、一向に返信はありませんでした。そして、桜良が待ち合わせ場所に現れなかった理由を、「僕」は家に帰ってから知ることになります。

 

「僕」は桜良が来なかったことを病気の悪化だと思い、とても心配していました。しかし、事実は違いました。

 

ニュースを見た。

 

クラスメイトの山内桜良は、住宅街の路地で倒れているところを付近の住民に発見された。発見後、すぐさま緊急搬送されたが、懸命の治療もむなしく、彼女は息を引き取った。~中略~

 

彼女は以前から世間を騒がせていた通り魔事件に巻き込まれた。原作220Pより引用

 

 

これが、桜良が待ち合わせ場所に現れなかった理由になります。

 

落ちました。どん底に突き落とされたような気持ちになりました(;_;)

桜良は、病気で亡くなるとばかり思って読んでいたので、まさかの事件に巻き込まれて…という展開!

 

 

この後、最初に紹介した、桜良のお葬式に行かずに家に引きこもっている「僕」のシーンに繋がっていきます。

 

桜良は、「僕」のメールを読んだのか?

 

そして、彼女は「僕」のことをどう思っていたのか?

 

桜良が亡くなってしまったので、もう「僕」にはそれを知ることは出来ません。せっかく信じられる人が出来たのに、突然、彼女は居なくなってしまいました。

 

絶望の中、「僕」は10日間ほど引きこもります。しかし、「僕」は桜良が書いていた日記『共病文庫』に彼女の思いが残っているのではないか?と考え、勇気を出して桜良の家に向かう事にします。

 

 

桜良の本当の気持ちとは?

 

桜良の自宅を訪ねた「僕」に、桜良の母親は共病文庫を手渡します。

 

共病文庫の中には、桜良の病気のこと、親友の恭子のこと、新しい彼氏が出来たこと。たくさんの思いが書かれています。

 

そして、「僕」と出会ってからの記述もあるのですが、以前に「僕の名前を出さないでほしい」と言ったことがあり、最初は名前が塗りつぶされているだけでしたが、

 

同時に桜良の「僕」に対する気持ちも共病文庫には書かれることも無くなってしまっていたんです。

 

 

そして、最後は明日退院の記述。そう、「僕」とのデートの前日のもので終わっていました。もう桜良の気持ちは分からないんだ…。と落胆していると、桜良の母親から最後のページに遺書があることが告げられます。

 

恐る恐るページをめくると、「僕」に宛てた文章を見つけます。そこには、「僕」には言えなかった本当の桜良の気持ちが書かれていました。

 

 

病気になってからたくさんの人に迷惑をかけたこと。

自分は周りに誰かが居ないと、自分を保てないこと。

 

自分がいかに弱いかを、病気になってから実感した桜良。

 

だけど、「僕」は自分をしっかり見つめて生きている姿を見て、桜良は「僕」になりたいと思ったことが書かれています。

 

そんな「僕」が、自分を必要としてくれたことが本当に嬉しくて、幸せだったと続きます。

 

そして、遺書は

 

君の爪の垢でも煎じて飲みたいな。

って書いてから、気づいたよ。

そんなありふれた言葉じゃ駄目だよね。私と君の関係は、そんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。

そうだね、君は嫌がるかもしれないけどさ。

私はやっぱり。

 

君の膵臓を食べたい。

 

原作253P 254Pより引用

 

 

と締めくくられています。

 

「わーーー!」

 

ってなりますよね。

 

「僕」が桜良に最後に送ったメールの時と、気持ちが一緒!しかも、爪の垢を煎じて飲みたいって部分を訂正するところも同じ気持ちだった!このリンク感が鳥肌モノです!

 

大どんでん返しどころじゃないくらい、ひっくり返りそうになりました。

 

タイトルの「君の膵臓をたべたい」は、桜良も「僕」と同じ気持ちで使っていたことが分かります!

 

 

そして、この後。さらなる奇跡が起こります。

共病文庫の遺書を読んで、桜良が自分と同じ気持ちであることが分かった「僕」ですが、自分の送ったメールは彼女に届いていたのかは、まだ分かりませんよね?

 

「僕」はそのことを確認するために、お母さんに携帯電話を見せてくれるようにおねがいします。桜良が亡くなってから、電源を切っていたというお母さん。

そして、「僕」はメールフォルダを確認します。

たくさんの未読メールが並ぶ中、自分が最後に送ったメールを見つけます…

 

「僕」が送ったメールは

開封され、きちんと桜良に届いていたんです

 

 

自分が母親だったらって考えると、娘が最後にどんな行動をしていたのか気になって携帯を確認してしまうかな?っと思ってしまいましたが^^;

 

桜良のお母さんが、私のように詮索するようなことをしないお母さんで良かったです。

 

 

ラストの結末に繋がるポイントとは?

 

 

ここまで、「君の膵臓をたべたい」の意味についてお話してきました。

さて、ラストですが、映画も原作も、桜良の親友・恭子と友達になるという結末を迎えます。

 

ただ、この恭子。映画では疎遠状態。原作では、「僕」を天敵とみなしています。到底、友達になんてなれるような状態ではありません。

 

しかし、「僕」は桜良の本当の気持ちを知ることが出来ましたよね?

 

この気持を知れたことこそが、

ラストの結末に繋がる重要なポイントになっています。

 

自分の殻に引きこもってばかりの「僕」は、桜良の気持ちを知り、自分から行動して恭子と友達になることを選ぶんです。

 

もし、桜良の本当の気持ちを「僕」が知らなかったら?

 

絶対に、恭子と友達になろうなんて思わなかったと思います。

そんな自信もなければ、勇気もない。

しかし、そんな「僕」の背中を押してくれたのは、

 

紛れもなく桜良の最後のメッセージです。

 

 

本当に人ってこんなことが出来るのか?そんな事を思ってしまいますが、この時点でダメですよね。

きっと、ちゃんと行動をしていないからだし、ちゃんと生きていないから、こんな事を思っちゃんですよね。

 

ちゃんと生きよう!

自分で選択して、行動して!

最後の最後まで悔いのないように!

 

こんな希望を与えてくれる内容でした!

 

最後に

桜良と「僕」

自分で行動して、会うべくして会い、仲良くなり、お互いを尊敬しあい憧れ、魂の部分でつながっている存在

 

タイトルの『君の膵臓をたべたい』は私たちには分からない、

二人だけのこんな気持がこもった意味がありました。

 

タイトルのインパクトが強すぎて、内容がついていけるのかと心配になりながら読んでいましたが…そんな心配はどこへやら(笑)すっかりハマって一日で読んでしまいました。

 

「生きる」って、本当に大切なことなのに普段は忘れているようなものなのかもしれなくて。見えないから当たり前になってしまっているところがあって。でも、桜良と「僕」を見ていると、「生きる」ことの大切さを再確認させられます。

 

もし、機会があったら映画館で、DVDで、小説で。アナタも2人の「生きる」ことを感じてみて下さいね!

 

ではでは今日はこの辺で!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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