子育て中にイライラして怒鳴ってしまう原因は?男言葉が出たら要注意!
子育てをしているとついイライラして怒鳴ってしまうことってありますよね。
そして、決まって怒鳴った後は泣きわめく子供を見て、自己嫌悪に陥ってしまうという悪循環に。
怒鳴っている内に、あまりにも言うことを聞かずに、つい男言葉が出てしまう時もあると思います。
しかし、男言葉が出てしまうところまで行くと、これは要注意かもしれません。
そこで今回は
- イライラして怒鳴ってしまう原因は何なのか?
- 男言葉が出てしまうとどうなってしまうのか?
こちらの2点について調査した結果をお伝えしていきます。
今回の内容はこちら!
子育て中にイライラして怒鳴ってしまう!
子育てをしていると、イライラしてつい怒鳴ってしまう。
そもそも、どうして怒鳴ってしまうのか?ってよく考えたことってないですよね?
それは、子供が言うことを聞かないから怒るんでしょ?
と思いますよね?
しかし、その根底を覆すような内容の本を読んでしまったので、ご紹介しますね!
私が読んだ本は「嫌われる勇気」という本なんですが、今までの常識はこの本ではまったく通用しません^^;
どういうことかというと
例えば、引きこりの人がいたとします。
引きこもってしまったのは、両親との関係が上手くいかなかった過去のことが原因。
という事例があったとします。
じゃ、両親との関係を修復して、引きこもりから抜け出しましょう!
というのが、今まで常識として捉えていた考え方だと思います。
私の読んだ本では、これを根底から覆される内容が書かれていました。
目的と原因について考える!
先ほどの引きこもりを例に出すと、両親との関係がこじれてしまった人は全員引きこもりになってますか?って聞かれるとそうではないですよね?
引きこもりになった原因は過去にあるのではない!今の目的に原因があるんだ!
ということを本では言ってるんです。
つまり、引きこもってしまったのは
「外に出たくないから、両親との関係を持ち出している」
と考えるんです。
引きこもりの人は
・外に出ないという目的がある
この目的を達成するために、両親との関係を持ち出して、不安や恐怖を自分で生み出しているということになるんです。
今までとは正反対の考え方ですよね?
原因が先にくると
過去に辛いことがあったから、引きこもりになってしまったと考えますが。
目的を先に考えると
外に出たくないという目的があるから、外に出ないことを自分で選んでいる
ってことになるんです。
最初に読んだ時は混乱しましたが、嫌われる勇気の中にはこんな一説があります。
“われわれは原因論の住人であり続けるかぎり、一歩も前に進めません”
これって言われてみればそうだな!と納得してしまう一説で。
先ほどの引きこもりの人が、カウンセラーの人に相談したら、
「あなたが外に出られないのは、両親との過去に原因があるのよ」
って言われて、
「アナタが悪いのではないのよ」
っと慰められはしますが、これでは、一時的には解決するかもしれませんが、根本的な解決にはなりませんよね?
さて、ではこの引きこもりを例にして、怒鳴ってしまう原因を考えるとどうなるかを考えていきましょう!
怒鳴ってしまう原因は?
怒鳴ってしまうというのを原因論で考えると、
「子供が言うことを聞かないから、怒りに駆られて怒鳴ってしまった」
と考えます。
しかし、私の読んだ本によると
「大声を出すという目的のために、怒鳴った」
となるんです。
え?
となったと思います。私もなりました^^;
だって、誰も大声を出すために怒るなんて考えませんよね?
でも、こう考えるとどうでしょう?
大声を出して怒鳴ることで、どんなことが起こるでしょうか。
・大声を出すことで、子供が一瞬で言うことを聞く
となります。
すると、大声を出した目的は
・子供を威圧するため
・自分の主張を押し通すため
・自分の言うことを聞かせたかったため
と考えられます。
怒鳴ってしまう原因は、
言葉で説明するのが面倒で、簡単な「怒鳴る」という手段を使って言うことを聞かせようとした。
ということになります。
でも、そんなことはない!
って考えますよね?
怒鳴ってしまうのに、こんなことをいちいち考えている余裕なんて、一秒たりとも無いはずです!
しかし、こんな場面になったことはないでしょうか?
怒りは出し入れ可能な感情?
怒りの感情が出し入れ可能なんて信じられませんよね?
しかし、こんな場合はどうでしょう!
アナタと子供が公園で遊んでいたとします。
公園にはまだ人はまばらで、2人で遊ぶことにしました。
しかし、途中で口論になってしまい、あまりにも言うことを聞かないので、つい怒鳴ってしまいました。
そこへ、知り合いのママ友が子供を連れて
「こんにちは~!」と近づいて来ました。
すると、アナタは声のトーンを変え
「あー、こんにちは!うん、一緒に遊ぼー!」
と、先ほど怒鳴っていたのとはまったく違う声で話します。
よくありますよね?
ここで、「怒り」に注目してみると!
・子供と口論になり怒った
・ママ友が来たから怒りを引っ込めた
となります。
ということは、
「怒り」とは、出したり引っ込めたり出来る感情という事になります。
そうすると
怒りを抑えられずに怒鳴ったのではなく、相手を威圧するために怒りの感情を作り出して怒鳴っている。
という事になります。
私も、ついつい子供にキツイ言葉で怒鳴ってしまうことがありました。
しかし、このことを知って、怒鳴ってしまいそうになった時に、ちょっとの時間ですが考えるようにしてみたんです。
「もー、危ないって言ってるでしょ!」と怒鳴りそうになったら、
まず深呼吸!
子供にどんな事をしたらダメなのか。
どうしてほしいのかを伝えます。
順序立てて説明する。
こんな余裕は無いようにも思えますが、一度深呼吸をすると意外と一瞬で色んなことを考えます。
そして、怒りの手を借りなくても、
「これをすると危ないから、こういう方法にするといいよ!」
という言葉が、自然と出てきて、子供は理解してくれるようになりました。
しかし、一回だけではとてもじゃないけど言うことなんて聞きません。
何度も何度も同じことを繰り返し説明しないと、なかなか言うことは聞いてくれません。
怒鳴りそうになったら、一度深呼吸をする!
そして、根気よく何度も説明することが大切です。
最初は怒ったほうが簡単なので、なかなか上手くできませんが、実際に子供に言ってみて効果があったのでぜひ試していただきたいと思います。
さて、これで怒りの感情は出し入れ可能なものだと言うことは分かっていただけたと思います。
しかし、今。
すでに、もう男言葉で怒鳴ってしまっているという事になってしまうと、要注意信号が出ているサインになるので、深呼吸では意味がありません。
男言葉で怒鳴ってしまう時は要注意?
女性が男言葉を使ってしまうというのは、
- 過去に自分も男言葉で怒られた
- アニメの主人公が男言葉で怒っていた
などの理由が考えられます。
男言葉になってしまう原因としては
周囲の環境によるもの
自分のことをないがしろにしている
相手のことを自分より下に見ている
https://likes-work.com/articles/bVy9f?page=3より引用
こんな原因が考えられるそう。
- 周囲の環境が変わる
- 自分をないがしろにしている
これは、子供が生まれたら誰もが経験することだと思います。
独身時代と比べると、友達も変わるし、仕事を辞めてしまったりお休みしたら、完全に今までとは環境が劇的に、しかも急に変わります。
そして、子育てで忙しくて、自分のことなんてやってる余裕は無くなりますよね。
なので、
- 周囲の急激な変化に耐えられない
- 自分を大切にできない
この状態が長く続くと、ママ本人の精神状態がとても不安定になってしまいます。
精神状態が不安定な中、手っ取り早く子供に言うことを聞かせるのに出てきてしまうのが、
男言葉ということになります。
そして、相手のことを下に見る!
これは、子供なんだから下なのは当たり前でしょ?って思ってしまいます。
しかし、嫌われる勇気の本の中には、上下関係を持ってはいけないという一説があります。
子供であろうと、部下であろうと、上下関係で見るのではなく、横の関係で見なければいけないんだそう。
上下関係は、まるでドラえもんののび太くんとジャイアンのような関係になってしまうということになります。
上下関係にハマってしまうと、数々の問題が後から出てきてしまうので、詳しく紹介していきますね。
子供との上下関係を無くす方法
上から目線で何かを言ってしまうと、子供もやらされてるって思ってしまいます。
あなたも、職場などで経験があるのではないでしょうか?
上司に
「○○やっておけって言っただろう!何やってんだ!」
なんて、私もよく言われていました^^;
上司もいちいち指示をするのが面倒だから、男言葉で怒ってしまう。
上から目線で物事を見ていると、このように自然と男言葉や乱暴な言葉が出てきてしまいます。
何とも嫌な気分ですよね?
上から目線で子供に接すると、上の上司と同じことを子供にしていることになります。
では、どうすればいいのかというと
子供も「自分は役にたってるんだ!」と
誰かの役に立ってる
ということを分かってもらう必要があるんですね。
上下の関係を持たないというのは難しいように感じますが、子供にも自分の友だちに接するように対応するといいと思います。
例えば、友達に何かを手伝ってもらったら
「◯◯してくれて、えらいね!すごいすごい!」
とは言いませんよね?
子供には言ってしまうかもしれませんが、友達には言わないと思います。
なので子供にも、
友達と接するようにすると上手くいきます。
例えば、子供が何かを手伝ってくれたら
「◯◯が手伝ってくれて、早く終わったよ!ありがとう!」
このように伝えると、どうでしょう?
友達に言ってもおかしくない言葉になりましたよね!
子供も上下関係ではなく、一人の人間として感謝を伝えることで子供は
役に立てた!
と思うことができるんです。
褒めるのでも、叱るのでもなく子供が「役に立てた!」と思ってもらうこと。
これが、上下関係をなくす重要なポイントとなっています!
子供との上下関係の補足
さて、上下関係を持ち出してしまうと何が悪いのか?
ちょっと難しい部分なので、もう少し詳しく説明していきますね!
上下関係を持つことは、今は子供なので言うことを聞いていくれるので問題は少ないです。
しかし、上下関係で褒める・叱るを繰り返していると
子供は
- 褒められること
- 怒られないこと
上記2つ目的になってしまいます。
褒めると怒られないことの2つが目的になってしまうとマズイ点は
- 褒められないとやらない
- 怒られないならやらない
となってしまうことです。
例えば、
- もし、ゴミ拾いをしようと思っても、褒められないからやらない。
- もし、自分がやりたいことがあっても、怒られるかもしれないからやらない。
褒めれる・怒られないが目的になってしまうと、上記のように考えてしまうようになります。
こんな風に子供に育ってほしくはありませんよね?
上下関係を持ち出してはいけない理由は、このように子供の目的がずれてしまう点にあります。
さて、さらに子供の目的がずれてしまうとどうなるか?
子供は自分の考えを持たずに育ってしまうので、大人になっても親が
- 「アナタはあの大学に行きなさい」
- 「アナタはあの職場に就職しなさい」
- 「アナタはあの人と結婚しなさい」
と、何から何まで親が決めてあげないといけなくなってしまいます。
さて、親の引いたレールの上を子供が順調に歩いているうちはいいのですが、
もし
レールを歩いていて
失敗してしまうとどうなるか?
※ここ、とても重要です!
レールの上を歩いている子供は自分が失敗したとは思いません。
親の言うことを一生懸命聞いて実行したのに、失敗した・・・。
すると、子供は
全部の原因は親にある!
こんなふうに考えてしまうんです。
褒められる・怒られないが目的になってしまっている子供は、これまで親や先生、友人の期待に答えようと必死に頑張ってきたんです。
しかし、突然の失敗・・・
失敗によって、怒り・絶望・喪失感がグルグルと自分の中で渦巻き、その矛先は親や先生、友人に向いてしまうことになるのです。
これでは、問題解決するどころか、人間関係にヒビが入ってしまうことになってしまいますよね?
でも、褒めることもせず、叱ることもせず、一体どうやって子育てをすればいいのか?
最大の疑問ですよね。
まずは、先ほど紹介した
自分は役に立っている
と子供に思ってもらうこと。
そして、レールを引くのではなくまずは、
子ども自身にやらせること。
初めてのことをやると、必ず失敗します。
でも、レールの上を歩いているのではなく、子どもが自分で決めてやったことなので、どうにかしようと考えます。
考えて、考えて、それでも答えが見つからなかったら!
そこで、初めて親の出番です!
こうすると上手くいくよ!とアドバイスをしてあげること。
これが親として子どもにしてあげられることです。
ただ、放置しておいても、子どもは親にアドバイスをもらおうとは思わないので、
「あなたが困った時は、いつでも手伝うよ!」
と、日々伝えておくことが大事になってきます。
上下関係を突然無くすのは難しいので、お子さんの様子を見ながら
- 役に立っている
- 困った時は、私が助けるよ
上記の2点を、日々積み重ねることが大切です。
最後に
今回は、子育て中にイライラして怒鳴ってしまう原因は?男言葉が出たら要注意?ということでお話してきました。
イライラして怒鳴ってしまうのは
- 怒鳴れば子供は一瞬で言うことを聞く
これが怒鳴ってしまう原因として考えられます。
人は、より簡単に早く言うことを聞かせるために、怒鳴ってしまいます。
しかし、怒りにまかせて怒鳴るのは一時的な解決にしかならないとお伝えしました。
さらに、怒りという感情は出したり引っ込めたりできる出し入れ可能なもので、
目的を先に考えると大声を出すために、怒りという感情を引っ張り出してきた。
大声を出せば相手は言うことを聞いてくれる、これが目的だから怒鳴ってしまうのです。
なので、怒鳴るのではなく
- まず深呼吸
- 順序立てて、きちんと言葉で伝える
上記2点で、怒鳴らずに子どもに自分の思いを伝えることができます。
そして、男言葉についても紹介してきましたが、怒鳴ってしまうとつい男言葉が出てしまう時もあると思います。
男言葉が出てしまう原因としては
- 環境の変化
- 自分をないがしろにしてしまう
という原因がありました。
なので、男言葉を使わないようにするには
- 今の環境を受け入れる
- 自分を大切にすること
この2つが解決の鍵を握っています。
そして、子どもには上下関係を持たずに接し、子どもが自分は役に立ってると自覚させること。
この関係が築ければ、怒鳴ることもなくなるので、毎日1つでもいいので試してみることをおすすめします!
ではでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!