僕だけがいない街の犯人の動機は?八代の過去を考察

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最近まれに見る面白さに、原作一気読みしてしまったマンガ「僕だけがいない街」。真犯人(あいつ)は先生の八代だったんですが、八代の犯行の理由は一体、何だったんでしょうか。

 

 
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犯行理由は蜘蛛の糸の小説が主体になっているんですが、今回は八代の過去の出来事から動機となる部分を考察していきます。

 

八代に関する過去の情報

 

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原作の第6巻でついに真犯人(あいつ)の正体が明らかになりました。そう、犯人は主人公の悟の担任の先生だった八代学でしたよね。

第6巻では、八代の過去が明らかにされました。犯行の動機となってしまった原因はやはり八代の過去の経験が大きな原因になっていると思います。

 

八代の両親について

 

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裕福な家庭に育ち、両親は過激な行動をとる八代の兄に手を焼いていた。

裕福な家庭という事で、父はおそらく忙しかったんでしょうね。

そして、子育ては母の担当、といったところでしょうか。

そして、両親共に穏やかな性格だった。

 

 

穏やかな性格二人だったために、八代の兄は厳しい事を言われずに育ち、心をセーブするブレーキの部分を知らないまま育った。

ブレーキの効かない兄は、力で全てを解決。

両親の心はすっかり兄から離れ、孤立。

行き場の無い兄の孤独は、怒りに変わり弟の八代に向けられてしまう

 

 

両親は、この異変に早く気が付くことが出来れば…。と思ってしまいます。

八代もたくさんの傷を負っていた。それも、身体だけじゃなくて心にも。

両親が気が付かなかったのは、「うちの子に限って、そんな事をするはずがない」って、盲信していたからかな?っと思いました。

このほころびに誰かが気がつけていれば、こんなモンスターは生まれなかったかもしれないですよね。

 

 

そして、兄の標的が八代から、女児へと変わり過激な行動が収まるのですが。

これで、両親は完全に安心してしまっています。

兄は学校にたびたび呼び出されるほど手を焼いていた人物。

そんなにすぐに人が変われる訳がありませんよね?ここでも、誰かが気がついていれば!っと思ってしまいます。

 

 

両親がこの時点で、一番関わらなければいけなかった人物は兄です。

この時点で、兄に対して何かアクションを起こしていれば、八代の人生もこんなにも歪んだものにはならなかったですよね。

 

 

両親を責めるつもりはありません。自分が同じ状況だったら、兄の過激な行動が収まり安堵するでしょう。

でも、その後にじっくり話をするべきですよね。

これでは逃げているだけで、

 

何の問題解決にもなってないのにーーー!

 

と、大きく叫びたくなるような、家族って何なんだよ。っと心が苦しくなりました。

 

兄の本質は何も変わっていないですからね。

この家庭崩壊の一番の被害者は八代となってしまいました。

 

これは、八代の犯行に駆り立たせてしまった大きな原因になっています。

 

ヒエラルキーの頂点

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成績優秀でみんなからの信頼も勝ち取っていた八代。学校ではピラミッド制度の頂点に君臨。

八代は友達はいなかったので、今、問題になっている学校のカースト制度とは違いますね。

両親、先生、クラスメイト。

すべては八代の味方。

だけど、友達と一緒に何かをしようという人物では無かった。

八代もまた兄と同じ様に心に孤独を感じていたからだと考えられます。

 

自分で味方を作ることはするけど、それは自分に都合がいいように使うだけ

八代本人は誰のことも信じていないという印象を受けました。

 

 

ヒエラルキーのシーンでは、クラスメイトから増えすぎてしまったハムスターを引き取って欲しいとお願いされていました。

「困った時の八代くん」的な浸透感がハンパないですね。

動物の命をその人に預けるんですから。クラスメイトからの信頼は絶大ですよね。

 

 

小学校の頃、クラスにいませんでした?頭が良くて、何でも知っている頼りになるクラスメイト。

難しい問題に直面した時にも解決してくれる、第2の先生のような人。

私が小学生の頃はいました。

でも、その子は自らたくさんの人に気を配れる子だったので、孤立したりはしてませんでしたが。

 

 

これが、八代との徹底的な違うところですよね。

本当のリーダーには、自然と人が集まってくるものです。

しかし、八代は孤立している。

頂点に立つって自分で立とうと思ってなるんじゃなくて、周りのみんなが自然と頂点に立たせるのが本当の形だと思うんですよね。

そうじゃないから、歪んだヒエラルキーが完成してしまったのだと思います。

 

 

裏の顔は決して誰にも見せずに、何でもやり遂げてしまう小学生。

考えるとぞっとしますね。

自分の表現する事を、完全に拒否。

 

幽体離脱でもしてるのか?

 

と思ってしまうほど八代の行動の全てが他人事に見えてしまうんですよね。

この小学校のシーンを見て、とても虚しくなりました。

 

心に何も無いような、空っぽのような状態。

 

誰にも助けを求める事も出来ずにドロドロした心だけが大きくなっていってしまう。何とも皮肉な運命。

 

この事で、自分の行動は怪しまれずに周囲を完全に信用させるという術を手に入れた八代。

犯行を行う手段が少しずつ蓄積されていきます。

 

スパイスとの出会い

 

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先ほどクラスメイトからお願いされたハムスター達。

八代は何のためらいもなく、水の入ったビンの中へ。

って、この時点でもう後戻りは出来ない状態ですよね。

 

誰か気が付いてよー!と叫びたくなる

 

自分の子供がもし、こんな事をしていると思うと本当に涙が出てきてしまいました。

 

 

こんな怖いことをしている中、一匹だけ生き残ったハムスターがいて。

そのハムスターを「スパイス」と名づけて飼いはじめた八代。

その時の感情をこんな風に言っていました。

 

 

“カンダタの話よりも刺激的な光景で 正直シビれた”

 

 

このセリフを見て、ゾッとしました。

普通、水にハムスターを入れる時点で撃沈しそうですが^^;

もし、一匹だけ生き残っていたら、

「早く助けなきゃ!」って焦ります。

シビレている場合じゃないです。

この出来事が起きた時、これまでに無いほど八代の目はキラキラと輝いているんです。

 

 

そっちじゃないだろ~

 

 

と思ってしまいます。

命の尊さって、違う形で私は感じて今まで生きてきました。

生きる事の大切さも、生き残ったというよりも、何としても生きようとする人物を見て育ってきました。

 

 

生きる事は大変だけど、生きなきゃいけないよ、と。

 

 

八代はこの真逆の発想から「生」というものを受け止めていますよね?

作者の三部けいさんのこの発想には度肝をぬかれましたが。

 

 

スパイスの出会いによって、八代の「生」への執着は生きるのではなく、

生き残るという行為に心を奪われてしまった。

 

これが、一連の犯行の大きな要因になっていると思います。

 

 

家庭崩壊、周囲の囲い込みの術、生き残るという事への執着。

この3つがとても重要なポイントではないでしょうか。

 

 

八代の犯行の理由は?

 

 
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まず、八代の犯行を見ると、

孤立している児童を狙い、そしてターゲットに対しての絶対的な信頼を得ている、

そして犯行をやめる事は絶対にない

という事が言えますよね。

 

 

八代の反抗と先ほどの3つのポイントを踏まえると、八代の犯行の理由が見えてきます。

 

 

家庭崩壊について

 

兄が亡くなってしまい、八代の両親は家を売り払い離婚。

八代は母親に引き取られて暮らしていました。

兄がいなくなった事により、父も母も精神的に参ってしまい家庭が完全に崩壊してしまいました。

 

 

この後、八代は母方の祖父の家で暮らす事になり少なくとも、父親のいない環境を経験しています。

 

 

家庭崩壊から八代が得たものは、一人は寂しいという経験

 

 

八代本人が経験済みなので、寂しい小学生が考えている事なんてお見通し。

実際に八代が手にかけた人物は、両親が働いていたり一人でいる孤独を感じている人物でした。

 

 

 

周囲の囲い込みの術を得た事に関して

 

成績優秀という点で、周囲からの信頼を得ていた八代。

この事を良い事に、兄は女の子を誘い出すことを八代に命令。

八代は、傷ついた女の子のケアまでやらされるという、何とも滑稽な事をやらされていました。

 

この事で、相手を油断させる心理、信じ込ませる心理を小学生ながらに学んでしまった八代。

大人になって、小学生を騙すなんて簡単な事だったでしょう。

 

 

ハムスターのスパイスについて

 

たまたまクラスメイトから預かったハムスターの内の一匹が、偶然的に生き残ったという形で感動すら覚えてしまった八代。

他人の命に全く関心を持っていない事が分かります。

あくまでも、八代が大切なのは生き残るという行為。

実際に、八代の手にかかり生き残った主人公の悟にはハムスターと同じ「スパイス」という名前をつけています。

 

 

スパイスに出会ってしまった経験が、

八代の欲求を満たす第一の理由になってしまったのではないかと私は思います。

 

 

犯行の理由としては、

さらなる刺激を求めていた事。

 

しかし、犯行を行えば行うほど、だんだん刺激が薄れていき、さらに犯行を重ねる。

 

ここから、

 

八代はスパイスを探し続けていた!のではなか!と考えられます。

 

まるで、ゲームでも楽しんでいるかのような八代には絶望しましたが、彼の過去を考えると一概に非難は出来ませんよね。

 

この3つの過去の出来事が重なった事で、八代は犯行を犯してしまったのではと考えています。

 

 

そして、この3つの出来事に加えて、八代は小学生時代に芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」と出会っています。

この小説の影響も大きかったと思っています。

というのも、蜘蛛の糸には、実は続編がありおどろく展開で結末を迎えるんです。

この続編を読むと、八代の本当の目的が見えてきそうです。

今回は長くなってしまうので、また次回詳しく書いていきたいと思います。

 

まとめ
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今回は、僕だけがいない街の犯人、八代の犯行理由について過去の出来事を考察してきました。

・家庭が崩壊し、孤独を知った八代は小学生なんて簡単に騙せる

・絶対的な信頼を得る事で、周囲を囲い込む事に成功する術を持っていた。

・八代はずっとスパイスを見つける為に、犯行に及んでいたのではないか。

以上、まとめでした。

 

ではでは、きょうはこの辺で!

 

 
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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