グラスホッパーネタバレ!小説と映画の相違点はなんだ?鈴木編

      2018/03/27

 

伊坂幸太郎のグラスホッパーが待望の実写化!

 

原作のファンも、キャストのファンの方も、とても嬉しい朗報だったんですが。いざ、映画が公開され蓋をあけてみれば、原作ファンからは

 

伊坂の作品ではなくなった

キャストのファンはストーリーが分かりにくく、何の話か分からない

 

という、がっかりな感想ばかりが目立ってしまいました。

 

 

 
  
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役者さんの演技に関しては、かなり絶賛の声が上がっているだけに、非常にもったいないこの状況。

何でこんなにがっかりな事になっているのか、実際に映画を見た人の感想、原作を元に原因を見ていきたいと思います。

 

前回の、物語の始まりの部分編の続きの記事になっています。

 

 

小説と映画の相違点はなんだ?鈴木編

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前回、フロイライン「令嬢」という名前からして怪しい会社に、潜入したところまでの相違点を書きました。

 

【前回のネタバレはこちら】

グラスホッパーネタバレ!小説と映画の相違点に原作ファン困惑?

 

 

その後の鈴木はいったいどうなったんでしょうか。

※ここからは、原作小説と映画のネタバレが含まれていますのでご注意下さい。また、あくまでも個人的な意見になっていますので、参考程度に読んでいただければと思います。

では、早速、相違点を見ていきましょう。

 

鈴木が働いている「令嬢」ってどんな会社?

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鈴木は元教師。恋人・百合子(波留)の復讐の為に、潜入した会社「令嬢」

令嬢は、痩せ薬と証した怪しげな物を売るなどなど…

 

非合法な事ばかりやっている会社。

 

鈴木の教育係である比与子・ひよこ(菜々緒)が小姑並みに口うるさい。

これは、小説も映画も同じ部分です。

 

 

映画の鈴木はどんな人?

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鈴木は商品を売ることが出来ず

比与子に怒られてばかりなんです。

 

そして、やっとの思いで捕まえたお客さんはメッシュの女(役:佐津川愛美)

※この女性は後から大変なことをやらかす人物です!

 

しかも、メッシュの女はなんと!鈴木の教え子だと名乗のるんです。

 

そして、鈴木はここで優しさを発揮します!

 

比与子が席を外した隙に、鈴木はメッシュの女に商品を買うのをやめるように説得するんです!

 

これが、映画での鈴木です。

 

続いて、原作小説の鈴木はどんな人物なのかを見ていきましょう!

 

原作小説の鈴木

 

鈴木は、毎日通りすがりの女性に商品を売る為に声をかけ続けます。

 

そして、以前に自分が商品を売った女性を見かけます。

以前の元気な姿は跡形も無く消え、ゲッソリとした顔はまるで廃人。

 

そんな姿を見て自分のせいだと分かっている鈴木。

 

しかし!

妻の復讐を諦める事はできず

 

見て見ぬふりをするしかありませんでした。

これが原作小説の鈴木です。

 

ここで大きな違いが出てきましたね!

商品を売ることが出来ない鈴木と、商品を売っても平然としている鈴木。

 

なぜ、ここを変えたのか考察していきます!

 

鈴木は映画で商品を売らなかったのか?

 

原作小説では、鈴木は商品を売っていました。

 

しかし、映画では全く商品は売れなかった事に変更されています。

 

映画では商品を売らないメリットは何だ?

 

色々考えた結果!

 

グラスホッパーの映画のR-12の指定が関係しているのでは無いかと思います!

原作小説を読んでいる時は、何度もゾワゾワと背筋に寒気が走るほどの内容だったんです。

だから、R-15指定になるのかな?と勝手に思っていたんですが実際はR-12指定。

 

ということは!

思春期真っ只中の子たちがわんさか見に来る事になります。

 

そして、キャスト!

生田斗馬さんと、山田涼介さんがキャスティングされています。

こちらのファンの方もこれまた、思春期真っ只中の子が多いですよね!

 

って事は、若い子たちがこぞって見に行く訳で・・・。

 

それなのに、変なものを売りつけているシーンを流すのはよろしくない!と制作側?○○ニーズ?とかが判断したのでは無いかと思います!

 

しかしです!

 

商品を売ったか、売らないかだけで私の鈴木に対する印象はすごく変わりますよね

 

 

原作小説では、いくら復習のためとは言え。

自分で商品を売った若い女性が、見るに絶えない姿になっていくのがすごくリアルに描かれているんdねす。

鈴木は自分のせいで、ひとりの女性の人生が崩れていくのを目の当たりにしました!

しかし、ひとりの女性の人生よりも自分の復讐心が強いんだ!というのが際立つ部分でもあります。

 

 

私が鈴木と言う人物に、引き込まれたのががまさにここだったんです

 

明日は、自分がこんな怖いことに巻き込まれてしまうかも

 

っていう、恐怖心が生まれて

 

この後、鈴木はどうなっちゃうのーーー!

 

と、続きを読まずにいられないのが「グラスホッパー」の小説のスゴさです。

 

しかし、映画はキャストのみなさんの演技がありますからね!

この部分も上手くカバーしてくれているのではないかと思います^^

 

さて、商品についての違い以外には

寺原親子についても相違点がありました!

 

 

 

鈴木と寺原親子について

 

 

 
 
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鈴木と寺原の息子(金児憲史)が出会うシーン。

 

映画ではどうだったか先に見ていきますが、いきなり寺原ジュニアの事を書いても「?」なので、物語の始まりから寺原親子を追って見ていきます

 

映画での

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裏社会のドン・寺原(石橋蓮司)

 

このドン・寺原がやっている会社が「令嬢」です。

そんなドン・寺原は非道な男で、いきなりスクランブル交差点に車を突っ込ませます。

指示は寺原の息子・ジュニアが担当(この事故に巻き込まれたのが、鈴木の婚約者である百合子になります。)

 

鈴木は相当ヤバイ人の元で働いているんですね^^;

 

さて、そんな鈴木の元にちょっとバカっぽい「メッシュの女」が現れ、自分の教え子だと言い出します。

 

今すぐ引き返せ!と鈴木はメッシュの女に忠告します。

 

が!

 

与子が出した飲み物には何かが入っていては、メッシュの女は気を失ってしまい…

比与子は寺原ジュニアが好みの若い女だ!連れて行くぞ!鈴木に手伝わせます。

 

そして、寺原ジュニアと待ち合わせ場所で待つ比与子と鈴木。

 

自分の憎き相手がついに目の前に現れる!そう思っていた鈴木ですが、目の前で寺原は車にぶつかり宙を舞うのでした。

 

 

続いて、原作の内容を見ていきます。

 

原作小説の寺原親子はどんな人?

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原作小説の寺原ジュニアは、遊び半分で人をあやめる様な事をする完全悪の存在。(この遊び半分の事故で亡くなってしまったのが百合子です。)

 

犯罪を犯しても、寺原ジュニアの父・寺原の手は政治家まで伸びており、何の罰則も受けることは無くひょうひょうと過ごしています。

 

百合子の事故の件でも何も罰を受けずに、のうのうと生きていたんで、鈴木は自分で復讐を決意してしまったんですね。

 

 

そんな憎き相手の元で頑張って働いていた鈴木が、入社して一ヶ月が経ったころ。

上司の比与子は

 

そろそろ、あんたをテストしなきゃいけない

 

と言い出します。

 

 

数々の悪行を行ってきた寺原ジュニアには敵がとにかく多いんです。

その為、今までにも復讐をしようと令嬢に入ってくる社員もいるほど。

 

そのぐらい悪い奴なんですね^^;

 

だから、テストをしてこの会社に忠誠を誓えるかを試すという事なんですが、そのやり方がまたしても外道^^;

 

 

テストの内容は、鈴木がお客として連れてきたカップルの命を奪う!というめちゃくちゃなもの。

 

テストをする為に、カップルは眠らされ比与子と鈴木に車で連れ去られ、寺原ジュニアの元へ向かいます。

 

 

しかし、テストは失敗…

自分が復讐の為に、この会社に入った事が比与子にバレてしまいます。

このままでは、自分だけが命を落としてしまい寺原ジュニアはこれからものうのうと生き延びてします!

 

この時、鈴木は今は亡き妻・百合子の言葉を思い出します。

 

やるしかないじゃない

 

この言葉に背中を押され、寺原ジュニアに復讐するのは今しかないと覚悟を決めました。自分がやられる前に、寺原ジュニアを仕留める!

 

そして、横断歩道の先に寺原ジュニアを発見!

 

待ち構える鈴木。

 

 

そして、緊張が頂点に達した時!

寺原ジュニアは、何者かに背中を押され車にぶつかり宙を舞います。

 

一体、誰が寺原ジュニアの背中を押したのか?

 

 

では映画と原作小説の違いを考察していきます!

 

寺原ジュニア!映画と原作小説の違いを考察!

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原作小説での寺原ジュニア

 

ただのただ馬鹿だなという印象で、登場も少ないです。

 

一方、映画では全然活躍しています。

 

映画では、

  • ドン・寺原がある人物の処分を鯨に依頼していた
  • 寺原ジュニアが蝉に鯨の処分を依頼していた

ここが追加されているんです。

 

なんだかこんがらがりそうなのが伊坂作品の良いところなんですが、映画の方が圧倒的に面白いと思います。

 

百合子の事故に、理由を付けたのも良かったですね。悪の組織を表現するのには、本当にいい構成だったと思います。

この変更は、大成功だったのではないでしょうか。原作小説よりも分かりやすく描かれていたと思いました。

続いては、比与子が鈴木を追いかける理由について見ていきましょう。

 

比与子が鈴木を追う理由

 

この場面は、鈴木が押し屋(槿-あさがお)を追いかけて、一軒の家にたどり着きます。

そして、槿に妻子がいる事が判明して鈴木は慌てふためきます。

 

ここは原作小説と映画で一緒です。

 

違いは「追いかけられる理由」

 

どこが違うのか映画からネタバレしていきます。

 

追いかけられる理由!映画はどうだった?

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槿に妻と子供がいることを知った鈴木。

鈴木は巻き込むまいと、押し屋の正体が槿だと比与子に報告する事ができずにいました。

 

そんな困った状況の鈴木に、追い討ちをかける出来事が起こってしまいます!

 

ドン・寺原が

 

鈴木が妻の復讐の為に押し屋を雇った

 

とのタレこみが耳に入ってしまったんです!

 

 

この事がきっかけで、鈴木は比与子に追いかけられる事になります。

 

 

続いて原作を見ていきましょう。

 

追いかけられる理由!原作はどうだった?

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比与子は、押し屋・槿を追いかけていった鈴木に何でも電話をします。

 

しかし、鈴木はなんだかんだとごまかして、槿の居場所を言わないんです。

 

 

この事で、比与子の怒りを買い追いかけられることになります!

原作小説では割とあっさり追いかけられる事になってますよね。

 

ここで注目したいのが、ドン・寺原と、槿と鈴木の関係です。

それではこの部分を、もう少し考察していきます!

 

 

鈴木と槿とドン・寺原の関係性を考察!

 

映画では、ドン・寺原がずーっと絡んでいます。

 

原作ではドン・寺原はほとんど出てきません。

 

 

この鈴木が追いかけられる理由に、意味合いを持たせるには映画の方がよりリアリティーがあったと思います。

ドン・寺原にずーっと見張られている感が出てドキドキしますよね!

 

 

一方、原作小説はというと!

最初に読んだ時!

 

ドン・寺原はあまり登場しないし、裏のフィクサー的な存在だと想像していました。

実在するのかすら危うい。そして影武者とかも居そう…なんて思っていたんですよね。

 

 

なんせ、鈴木みたいに復讐を考えいる人がたくさんいる訳ですからね!

堂々と表には出ないような人物だと感じました。

 

 

映画では鈴木という自分の復讐者のたった1人を血眼で探す!

まぁ、息子が押されて車にひかれたんだから怒るのも分かりますが!

 

 

ちょっとフィクサー感が無くなってしまったかな~というのは残念でした。

 

 

そして、槿と鈴木について!

 

原作小説では、槿の家族とのシーンがとても丁寧に描かれているんです

 

まるで、自分が槿の家に上がりこんでしまったのでは?と思うほど、本当に丁寧に描かれています。

 

 

そして、鈴木は槿の家に招かれて色んな会話を交わす中。

仲間意識の様な感覚が芽生え、槿の家族が好きになり、寺原の手から守ろうとするんです。

 

 

だから、比与子には一切槿の家の場所を話さなかったのです。

 

 

鈴木が追いかけられる理由には、

  • 映画はタレコミがあって鈴木は追われる
  • 原作小説はなかなか槿の居場所を吐かない鈴木にイライラして追われる

こんな違いがありました。

 

映画では分かりやすい設定になっていましたが、フィクサー感が欠けてしまっています。

ここで槿とドン・寺原が何かの絡みがあるともっとオモシロイかも!?と勝手に妄想してしまいましたw

 

まとめ

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【関連記事】

■グラスホッパーの詳しいあらすじとキャストはこちら

■グラスホッパーのネタバレ“蝉”の目線で物語を追う!結末やいかに

 

 

今回はグラスホッパーの原作と映画の相違点~鈴木編~を見てきました。

・鈴木はキャストと年齢制限で、商品を売れなかった可能性大

・寺原ジュニアがただの馬鹿息子から極悪非道な息子へレベルアップ

・ドン寺原、そんな事で鈴木を追いかけるんですかい?

以上、まとめでした。

 

前回に引き続き、グラスホッパーの映画と小説の相違点を見てきました。

 

原作が人気だと、原作ファンから絶対に批判がでますよね。

 

しかし、映画でしか出来ないものって絶対にあると思うんです。

映像があるだけで、小説ではたくさんの説明が必要な部分が一瞬で見る人に伝えられますよね!

 

いろいろ賛否はあると思いますが、どちらも初観の目線で見れば色んな発見があってもっと映画も小説も楽しめます!

 

あなたもぜひ!

映画でも小説でも色んな発見をしてみて下さいね^^

 

ではでは今日はこのへんで!

 

 

 
  
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本当に最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 - 映画

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