グラスホッパーネタバレ!小説と映画の相違点はなんだ?!鈴木編

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伊坂幸太郎のグラスホッパーが待望の実写化!原作のファンも、キャストのファンの方も、とても嬉しい朗報だったんですが。いざ、映画が公開され蓋をあけてみれば、原作ファンからは伊坂の作品ではなくなった。キャストのファンはストーリーが分かりにくく、何の話か分からない。という、がっかりな感想ばかりが目立ってしまいました。役者さんの演技に関しては、かなり絶賛の声が上がっているだけに、非常にもったいないと思うんです。

何でそんなにみんなが困惑しているのか、皆さんの感想や、原作を元に原因を見ていきたいと思います。

前回の、物語の始まりの部分編の続きの記事になっています。

今回は、

・鈴木編

鈴木の小説を映画の違い、物語がどう変わっているのか見ていきたいと思います。

 

鈴木編

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前回、フロイライン「令嬢」という名前からして怪しい会社に、潜入したところまでの相違点を書いたんですが、その後の鈴木も、原作通りじゃダメだったの?と思うところがありましたので書いていこうと思います。

【前回のネタバレはこちら】

グラスホッパーネタバレ!小説と映画の相違点に原作ファン困惑?

 

※ここからは、原作小説と映画のネタバレが含まれていますので、ご注意下さい。また、あくまでも個人的な意見になっていますので、参考程度に読んでいただければと思います。

では、早速、相違点を見ていきましょう。

 

令嬢での仕事ぶり

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鈴木は元教師。恋人・百合子(波留)の復讐の為に、潜入した会社「令嬢」

令嬢は、痩せ薬と証した、怪しげな物を売るなど、非合法な事ばかりやっている会社。鈴木の教育係である比与子・ひよこ(菜々緒)が口うるさい。

これは、小説も映画も同じ部分です。

 

相違点を分かり易くする為に、先に映画の話を書いていきますね。

 

映画の鈴木

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鈴木は商品を売ることが出来ず。比与子に怒られてばかり。そして、やっと捕まえた客は、メッシュの女(佐津川愛美)。その子は、鈴木の教え子だと名乗のります。比与子が席を外した隙に、鈴木はメッシュの女に商品を買うのをやめるように説得比与子が持ってきた飲み物には、何かが入っていて、メッシュの女は気を失ってしまうのでした。

これが、映画での鈴木です。

それでは、原作小説の鈴木はどうだったか見ていきましょう。

 

原作小説の鈴木

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鈴木は、毎日通りすがりの女性に商品を売る為に声をかけ続けます。

そして、以前に自分が商品を売った女性を見かけます。以前の元気な姿は跡形も無く消え、ゲッソリとした顔はまるで廃人。そんな姿を見て、自分のせいだと分かっている鈴木ですが、妻の復讐を諦める事はできず、見て見ぬふりをするしかありませんでした。

 

相違点

・鈴木は映画で商品を売らなかったのはなぜ?

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原作では、商品を売っていましたが、映画では商品は売れなかった事に変更されていました。
映画では、商品は売れずに、比与子に尻を叩かれていた様ですね。商品を売らない事にして、何かメリットある?と思ってしまって。色々考えた結果!あッ、きっとこれだっていう原因が「R-12」の指定。

グラスホッパーの映画が、R-12の指定なんです。この事がとても疑問でした。内容的には絶対に、絶対に、R-15の指定なんですよ^^;

でも、キャストを見て「そういう事かーーー!」と納得しました。

生田斗馬さんと、山田涼介さんがキャスティングされているではありませんか!って事は、若い子たちがこぞって見に行く訳で・・・。それなのに、R-15指定にしてしまったら、ファンのドンピシャの年齢層が映画を見に来られ無い訳で・・・。それでは、ファンからはブーイングの嵐・嵐・嵐になってしまう訳で・・・。

だから、生田さん演じる鈴木は商品が売れない、ダメ営業マンになったんでしょうね。こんなに商品を売れない社員を雇っている、令嬢って会社は大丈夫なんですかね。裏組織というおっかない会社なのに、社員には甘いんですかねw

主人公の生田斗馬さんが、訳も分からない商品を売りつけてたなんて事になったら、どんな物なんだろうと、興味を持つ人が出て来たら大変だ~!ってなっちゃうんで、製作側の配慮だったんだと勝手に思います。

あと、メッシュの女に鈴木は「この商品は買わない方がいい」と言っていますが、

映画の鈴木は、

江頭2:50ぐらい、いい人ですね。

若いお客さんの為に、変更されたのは大いに良かったと思います。

 

しかしです!商品を売ったか、売らないかだけで、鈴木の印象って随分変わってくると思うんですよね。

裏の世界になんて全然知らない、鈴木という人物が、妻の為に復讐する、っていう決意の度合いが変わるとでもいいますか。鈴木が商品を売った若い女性が、見るに耐えない姿になったのを原作ではリアルに描かれているんです。でも、鈴木は、復讐を優先します。

普通の生活をしていた人間が、復讐に駆り立てられたら、こんなにも人は変わってしまうんだよ!という、メッセージが商品を売った事にしないと伝わらないと思うんですよね。超能力者でもない限り、この事は絶対に分からりません!

そして、鈴木と言う人物に、読んでいる人が引き込まれていくきっかけの部分が、まさにここなんです

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明日は、自分がこんな怖いことに巻き込まれてしまうかもっていう、恐怖心が生まれて、物語の先が気になってしまうのが、この作品の面白さだと思うんですが、映画では、やはり難しかったんでしょうね。

残念なカットに、撃沈ですが、落ち込んではいられません!続いては、寺原親子についてを見てみましょう。

 
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鈴木と寺原親子

鈴木と寺原ジュニア(金児憲史)が出会う?(実際は会ってないですね^^;、遠くから見たの方がいいですかね)の出会いまでを、書いていきたいと思います。

映画ではどうだったか先に見ていきますが、いきなり寺原ジュニアの事を書いても「?」なので、物語の始まりから寺原親子を追って見ていきます

 

映画

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裏社会のドン寺原(石橋蓮司)は自分の商売の厄介者を排除する為に、スクランブル交差点に車を突っ込ませます。指示は寺原ジュニアが担当。(この事故に巻き込まれたのが、鈴木の婚約者である百合子)

そんなおっかない親子の元で働いていた鈴木。ちょっとバカっぽい「メッシュの女」が、仕事中の鈴木の下へやって来て、自分の教え子だと言う。寺原ジュニアは若い女が好みな様で、比与子は、メッシュの女を寺原ジュニアのところへ連れて行くと言い出し、メッシュの女を眠らせて寺原ジュニアの所へ向かう。

待ち合わせ場所で待つ、比与子と鈴木。そして、鈴木の目の前で、寺原は車にぶつかり宙を舞うのでした。

続いて、原作の内容を見ていきます。

 

原作

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寺原ジュニアは、遊び半分で人をあやめる様な事をする、完全悪で完全バカの存在。(この遊び半分の事故で亡くなってしまったのが、百合子。)

犯罪を犯しても、ドン・寺原の手は政治家まで伸びており、何の罰則も受けない。百合子の事故の件でも何も罰を受けずに、のうのうと生きていたんで、鈴木は自分で復讐を決意。

そんな憎き相手の元で頑張って働いていた鈴木が、入社して一ヶ月が経ったころ。上司の比与子は、「そろそろ、あんたをテストしなきゃいけない」と言い出します。

数々の悪行を行ってきた寺原ジュニアには敵がとにかく多い。その為、今までにも復讐をしようと令嬢に入ってくる社員もいるほど。そのぐらい悪い奴なんですね。寺原ジュニアは。だから、テストをして、この会社に忠誠を誓えるかを試すという事なんですが、そのやり方がまたしても、外道。

テストの内容は、鈴木がお客として、連れてきたカップルの命を奪う、というめちゃくちゃなもの。テストをする為に、カップルは眠らされ車で比与子と鈴木に連れ去られます。

自分が復讐の為に、この会社に入った事がバレていて鈴木は、このテストの話から激しく動揺します。

しかし、亡き妻の「やるしかないじゃない」という言葉を思い出し、背中を押され、寺原ジュニアに復讐するのは今しかないと覚悟を決めましたが・・・。

横断歩道の先に寺原ジュニアを発見!待ち構える鈴木。しかし、寺原ジュニアは、何者かに背中を押され、車にぶつかり宙を舞いました。

 

ご覧の通り、映画と原作では全然違いますね。

早速、相違点を見てみましょう。

 

相違点

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原作で寺原ジュニアは、ただのただ、馬鹿だなという印象で、登場も少ないです。でも、映画では全然活躍していてびっくりでした。

しかも、映画では、鯨が寺原から仕事を請け負っていたのも「えッ!まじで?」と驚き、それにも増して驚いたのが鯨の処分を寺原ジュニアが蝉に依頼してた事。

これは、映画の方が圧倒的に面白いと思います。百合子の事故に、理由を付けたのも良かったですね。悪の組織を表現するのには、本当にいい構成だったと思います。

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この変更は、大成功だったのではないでしょうか。

原作よりも分かりやすく描かれていたと思いました。

 

でも、メッシュの女については、ちょっと違うかなと思いまして・・・。

原作ではカップルで「スズメバチ」という毒専門の方たちなんですね。それに、スズメバチの名前の通り、男は金髪に黒い服。女は黒髪に黄色い服。なんですよ。

そして最大の問題は、毒を使っていない事。続編のマリアビートルでも、スズメバチは出てくるのですが、毒を使うんですよ。

さて、続編があるのかも分かりませんが、このスズメバチを出さないという変更は絶対に必要だったのでしょうか。

【詳しくはこちらの記事に書いてます】

■佐津川愛美が出演のグラスホッパーで何役?メッシュの女をネタバレ

 

寺原親子の話が良かっただけに、残念ポイントになってしまいました。残念ムードではありますが、続きを書きますよ!続いては、比与子が鈴木を追いかける理由について見ていきましょう。

 

比与子が鈴木を追う理由

この場面は、鈴木が押し屋(槿)を追いかけて、一軒の家にたどり着き、槿に妻子がいる事が判明するのは、原作と映画で一緒です。追いかけられる理由が違うのでまずは映画から見ていきます。

 

映画

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槿の親子を巻き込むまいと、鈴木は押し屋の正体を比与子に報告する事を躊躇。

そんな困った状況の鈴木に、追い討ちをかける出来事が。ドンである寺原が鈴木が妻の復讐の為に、押し屋を雇ったとのタレこみが。比与子は鈴木を追いかける事になった。

続いて原作を見ていきましょう。

 

原作

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比与子は、押し屋を追いかけていった鈴木に何でも電話をするんですが、一向に口を割りません。

この事で、比与子の怒りを買い、比与子たちに追いかけられる。

 

ここで注目したいのが、ドンの寺原と、槿と鈴木の関係です。

それでは相違点と見ていきます。

 

相違点

映画では、ドンである寺原が絡んでいるんですね。原作では寺原は、ほとんど出てきません

この鈴木が追いかけられる理由に、意味合いを持たせるには映画の方が良かったですよね。

でも、こんな復讐する為に潜入してたっていうちっちゃい事で、鈴木を追う理由になるのかが、引っかかる点ですよね。しかも、押し屋を雇ったっていう理由を真に受けるのもどうも腑に落ちない・・・。

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寺原って、もっと大きい組織のドンだと想像してたんです。鈴木の様な復讐を考える人が、何人もいるような感じのイメージでした。(想像するところ100人ぐらい!100人を一人づつ調べ上げて、追いかけるんですが?ご苦労なこって。寺島さん。っと勝手に妄想。)

商売敵の組織を蝉を使い消滅させるほどの男が、鈴木の様な男を標的にするのに違和感、ありまくりなんですよね。

 

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原作では、槿の家族とのシーンがとても丁寧に描かれているんです。自分が鈴木で、槿の家に上がりこんでしまったのか?と思う程丁寧です。

そして、鈴木は、槿たちと会話する中で、仲間意識の様な感覚が芽生え、この家族が好きになり、寺原の手から守ろうとするんです。

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だから、比与子には一切、槿の家の場所を話さなかったのです。

映画の理由付けは良かったので、もう少し、意外な理由だったら納得でした。実は鈴木と押し屋は、生き別れた兄弟だった。とか、鈴木と鯨が過去に一緒に働いていたとか。それなら、寺原が怪しむ理由ももう少し突っ込んだところまでいけると思うんですが、どうでしょう。

無理に、押し屋と関係性を持たせたのは、ストーリーが混乱し、逆効果だと思います。

まるで、取ってつけたような展開。

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http://up.gc-img.net/post_img_web/2013/01/de98a3eb7b694f1b794d9e76c4acd7be_0.jpegより引用

こちらの猫ちゃんの眉毛は、取ってつけたんじゃ無くて、本物です。かわいすぎる(^^)

 

以上、グラスホッパーの原作と映画の相違点でした。

 

まとめ

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【関連記事】

■グラスホッパーの詳しいあらすじとキャストはこちら

■グラスホッパーのネタバレ“蝉”の目線で物語を追う!結末やいかに

今回はグラスホッパーの原作と映画の相違点~鈴木編~を見てきました。

・鈴木はキャストと年齢制限で、商品を売れなかった可能性大

・寺原ジュニアがただの馬鹿息子から極悪非道な息子へレベルアップ

・ドン寺原、そんな事で鈴木を追いかけるんですかい?

以上、まとめでした。

 

前回に引き続き、グラスホッパーの映画と小説の相違点を見てきました。

映画は映画の良いところが十分に引き出されていていいと思いますが、あと一押し足りない部分があるように感じました。

次回は、鯨と蝉について見ていきたいと思います。

重要な点での説明が長くなってしまい、読みにくい部分がたくさんあったと思います。文章力が足らずにすみません。

本当に最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
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